●拝礼対象としての建築

Posted in 仏堂建築  by: 匠
4月 19th, 2008

住居以外の建築の初期段階の大型施設は、ピラミッドやギリシャの神殿がそうであるように、象徴的な建築として建物を外形から造ります。建物を内部から考えるに至っていない段階と云えるでしょう。
寺院建築は支配階級が権力の象徴として造立した経緯を考えますと、まさに眺めること眺められることを目的とした建造物でしょう。

外から眺めて礼拝する建築のため、内部は外観を形作るための工夫しかなされていません。人が内部に入ることは想定されていません。柱の間隔も狭く、法隆寺のような二階建の二階部分は外観を造るための木組みで人が入る隙間もありません。

外観は二重の基壇の上に建てられ、四方に石段を設け、必要がないのに高欄や扉を設けて荘厳しているのです。

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